心臓の経過観察で数値に大きな変化が見られた。とうとう手術となるのか。運動も制限されていくのか。最近は心肺機能がむしろ改善してきた気がしていただけに残念である。
先天的な大動脈弁閉鎖不全。本来3つである大動脈弁のうち2つが分かれていない二尖弁という心臓の奇形である。同じ病気を患っている方が見られるかもしれないので、少し詳しく記録を残す。見つかったのは40代半ばだったと思う。それまで自覚症状はほとんどなく過ごしてきた。一過性黒内障で眼科を受診したところ、血液の問題ということで循環器内科に回されて、心エコーで心臓に逆流が見つかった。さらに心臓に造影剤を流して動きを詳しく見たが、内科医は逆流を確認しただけで原因を特定できなかった。内科医が職場を去り、担当は外科医になった。外科医は引き継いだデータだけから原因を指摘した。機能が低下した場合は弁移植の手術になる。他の部屋に影響が出た時が手術時期の目安。異常があるのは左心房であるが、他の部屋に影響が出るとはどういうことか。名古屋に移住して、より専門性の高い担当になった。この時点では(弁移植せずに)逃げ切れるのではないかという診断だった。この言葉をちょっと過信しすぎたかな。
さて、今回の変化である。説明のあった数値は2つ。()内は1年前の数値。
LVDd 57mm(51) 心臓の大きさを表す。心肥大が見られる。
EF(Teich) 55%(66) 心臓の機能を表す。
過去10年変化はほとんどなかったが、数値が急激に悪化した。担当医によれば、それほど大きな変化ではないそうだ。意味の分からない項目もあるが、所見も転記しておこう。
左室 あきらかなasynergy(-)、EF軽度低下
拡大(+) 壁肥厚・菲薄化(-)
左房 拡大(-)
右房 拡大(-)
推定PAPs ≒ 18mmHg PH(-)
前回と比較してARはgrade上moderate~severeですが、前回より増加している印象。
左室拡大、EF軽度低下、拡張能低下。
AR jetによりM弁の開放制限は前回より強く、相対的狭窄となっています。
エコーを見ながら説明を受けた。左心房の逆流が強くなり、左心室の弁を抑えて流れが妨げられているらしい。これが他の部屋に影響が出るということか。激しい運動は散々してきたが、担当医はそれが原因とは考えていないようだ。確かに老化など他の要因の方が大きくてもおかしくはなさそうだ。現状では激しい運動は控えた方が良いかもしれないと言う。
今回の結果で手術を提案された。弁移植で15年、1回手を入れて更に15年で 90歳までもつらしい。逆に言えば90歳までしか生きられない想定か。即答できなかったので、3か月先に検査を追加して考えることになった。
