練習会

フリーの練習会に参加した。事実上、柔術一色だった。今回有難かったのは2つ。1つは5分の乱取りを1分間隔で2時間ほど設けてくれたこと。練習はひたすら乱取りである。おかげで休みを取りながら40分程乱取りできた。もう1つはアラフォーの紫帯が多数いてくれたこと。柔術道場を訪問した時は大半が青帯で正直物足りなかった。強い青帯はアダルトになってしまうので、力に対抗しなければならない。これでは大学で練習するのと同じなので、これからは力に対抗する乱取りからは解放されたい。柔道着に白帯で参加した。柔術の紫帯は持っているのだが、柔術着は持っていない。別に悪意があるわけではなく、相手には柔道着なので白帯だけど、柔術は紫と乱取り前に説明している。そもそも柔術の練習会ではない。柔道着に紫帯は合わないとは思うが、紫帯をした方が適切な乱取り相手が見つかって良いのかも。

相手していただいたのは、白2,紫4,茶1だったと思う。私より強かったのは紫1名。他の紫は抑え込めはするが極めきれない。柔道の視点では抑え込みで十分であるが、柔術ではそうはいかない。我々の抑え込みの技術は柔術家より遥かに上で、一旦抑え込まれたらなかなか抜け出せない。しかし関節だけはなかなか取れないのだ。この辺りは学ぶものがある。今回の練習は良い内容だったと思うが、攻めるばかりで守る展開が少ない点でバランスを欠く。茶、黒の方もいたので、上位の帯の方にもお願いすべきだった。とはいっても、帯が上がるにつれ年齢も上がる傾向にあるので、期待通りに行くかは定かではない。実際お相手頂いた茶帯の方は、なんと私より年配だった。

白帯(しかも還暦過ぎの爺)なので、お願いしないと上位レベルには相手にしていただけない。紫同士の乱取りを終えた所に、どちらか相手をお願いできないかと頼んだ。一方が譲り、もう一方が相手をしてくれた。連続で乱取りは辛かったか、ほとんど抑え込みっぱなしになってしまった。しかし、何があっても関節は守られる。これで私のレベルは認知されたか、この後の紫帯との乱取りは先方からの申し出であった。譲った方の紫帯も適切な練習相手と認識してくれたが、その話は後程。白帯の外人から求められた。白帯してるから当然来るよね。白帯と乱取りするのも意外と体力を使うことがある。苦労して一本取るとリセットされて、また苦労することになるし。直後の疲労が残っている所に強い紫帯が掛かってきた。外国人だったが別に敵討ちではなかろう。体も大きめで力も強い。簡単に横に着かせてくれる。横に着かせて返そうという意図は見え見えであるが、上に乗らないようにすれば簡単には返らない。これが高専柔道の技術だ。想定外に返らず手間取っているのを感じる。袖流しを使って来た。我々より柔術の方が得意な技術だ。学んでおきたい技術ではあるが、力が強いのか技術なのか分からないが、対処しきれず、粘りも虚しく返されてしまった。疲労もあるが5分間で2本取られてしまった。54歳であるが、企画者があいつの力はやばいと言っていた。強い相手は求めているけど、これは求めている強さではない。

これまでに登場していない紫帯との乱取りである。紫帯はみんな引き込んでくれる。そして、あっさり足を一本は超えられる。弱い相手ではなかったけど、抑え込みまでさほどかからなかった。しかも圧のかけやすい体制が続いたため、疲れるどころかむしろ体力が回復してくるという異常事態に。相手の感想は「力強いですね」と意外なものだった。体重を上手く使ったり、全身の力を活用したりしているからだが、受ける相手には区別がつかない。等価原理か。

先ほどの譲った方の紫帯の話に戻る。軽量級の強い練習相手は貴重だそうで、私は当てはまるらしい。アダルトなら幾らでもいるとは思うが、先ほどの事例同様に求めている強さではないということか。彼とは2本行った。1本目は疲労が抜けていないところだったが残り3分だけだった。二重絡みで膠着が続いた。二重絡みされること自体が疲労で意識が届かない証だ。2本目は体力が十分回復していた。さっきと違って、あっさり横について足首から先を如何に抜くかという状況になった。ハーフガードを狙っていたようで、もしかするとディープハーフを狙っていたのかもしれない。相手の上に乗らない原則をもつ高専スタイルには潜り込むのは、なかなか難しい。こちらも足首まで抜けていながら、抑えるには手間取った。なかなか面白みのある乱取りだった。相手にとっても通常の練習だけでは出くわさない技術だっただろうし、双方にとって意味ある乱取りになったと思う。

初参加で不安もあったが、蚊帳の外になることもなく良い練習をさせていただいた。月1位で催されるようなので、今後も参加していきたい。