いきなりではあるが、このまま今の環境で練習を続けることに危険を感じ、別の道場を探そうと思う。何が問題かと言うと、ある先輩との異常すぎる確執である。現役時代は「お前に人権はない」と言う先輩は珍しくなかったが、今の年齢になってまで、そういう先輩はいなくなった。彼を除いては。彼だけは全く成長していないようだ。
先天的な心臓疾患により道場に戻った時点では選手レベルの練習は慎むよう推奨されていた。師範は十分理解してくれていて、上級生が掛かってきた時には事故が起こらないよう配慮して制止してくれた。だが先輩は違った。「練習はしなくていいから、道着を着ろ」と着替えを強要した。着替えさせてしまえばこっちの物とばかり「相手は年寄りだから、疲れさせればお前の勝ちだ」と現役部員をけしかけてきた。先輩は誤解して追い込めば心不全を起こすかもしれないと期待していた。未必の故意である。実際には悪化しても弁移植が必要になるだけで突然死するわけではないが、それでも問題である。心臓に異常が見つかったので激しい練習はできませんと配慮をお願いすると、逆に面白がって命を奪いに来る。「たとえ心不全で死んだとしても、道場で逝ければ柔道家として本望である。お前が死んでも誰も困らん。」と正当化した。道場で逝ければ本望という大義名分を掲げ、心不全を引き起こそうとした。ちなみに先輩は医者である。医者が面白半分に命を奪おうとするのだから尋常ではない。私に何かあっても他人事なのは理解するが、手を下しても許されるとは考えられない。
刺客を放っても効果がないとすぐに気づいたようだ。次に財産に目を付けた。早期退職したから莫大な財産を貯めている妄想したらしい。実際は早く辞めざるをえなかっただけだ。怪我で練習できない時でも足が遠のかないように道場に行くことがある。「いい身分だな。1万円出せ。諭吉を置いていけ。」と要求された。その日は1万円の金券を渡したことで納得してもらった。道場に来て練習しなければ事実上の罰金である。もっとも、練習していても要求される。あるOBが巨額の退職金を得て、節税として高額寄付をしたという。それを聞いた先輩からOBの寄付額を上回る1千万の寄付を要求された。先輩は(本人推定)1億の不動産(高級マンションと別荘)、さらには高級車も所有しているが「俺は貯金が3百万しかない。お前は10倍あるから1千万払え。」と要求した。現役の話によれば、徹底的に金がないとアピールして金は出さないという。(私が低過ぎたのも一因だが)先輩の年収は私の倍以上で、勤続年数も私より 10年ほど長い。さらに夫婦で医者なのだから、我が家の数倍の収入があったはず。実際の貯金額を示して反論しても妄想は覆らない。私の資産を3千万と推定した根拠は全く不明であるが、そもそも3千万でも無理な要求である。最初に追及された時は「何千万持ってるんだ。まさか億ということはないだろうな。」と言われていたので、推定額と辻褄は合う。2年後には一発当てて大儲けしたと妄想は膨らみ、推定2億に上方修正された。要求の増額は時間の問題だろう。飲み会で「あいつは金を持っているらしいから出させなければならん。」と他のOBに話しているのが聞こえたこともある。わざわざ他のOBに宣言までするとは相当な使命感が伺える。そもそも早期退職したので生涯賃金は2億にも満たない。標準的な世帯の 2/3ほどしかない。50代半ばにして無収入。持ち家もない。将来の年金も少ない。食洗機は妻の強い希望で購入したけど、ロボット掃除機や全自動洗濯乾燥機は未だ導入できない生活レベルである。私より裕福なOBは大勢いるはずだが、なぜか私の財産にだけ異常に執着する。恐喝はもう2年以上続いている。金銭が絡んでいるだけに拗れると危険である。
職場でも同じように執着して攻撃を受け続けたことがあった。実質的な上司だった。詳しくは書かないが、想像を絶する異常さで私の退職にも関係している。産業医(精神科)の話では、統合失調症に認知が加わった結果で、人格異常、大人の発達障害だそうだ。この時と似た病的な異常さを感じる。もう70なので改善は見込めないだろう。人権を認める気が無い環境からは離れないといけない。深刻化する前に関係を断つ必要がある。既に生命と財産が脅かされている。現在は金銭トラブルだが、生命を奪うことすら躊躇ない人間との金銭トラブルは相当に危険であろう。職場と違って我慢し続ける必要はない。とりあえずは本来の定年だった年齢(5年後)までを目安に離れよう。2年間かけて馴染んできただけに残念ではある。レベルを維持するために新しい練習環境を見つけたい。条件に合いそうな柔術道場が見つかったので期待する。
