昨年に続いて劇的な決勝戦となりました。大将決戦で時間間際の決着も昨年と同じ。昨年は主将同士、今年は置き大将同士。この置き大将対決が想像を超える緊張感のある戦いだった。京大大将の負け方が私の最後の負け方とそっくりで思い出さされた。私の場合と違って翌年以降のリベンジが可能なので成長して来年を迎えて欲しい。
今年は久しぶりに名大にも見せ場があった。阪大戦で六鋒対副将という絶望的な状況から、原君、石田君2人の活躍で逆転勝ちしたことだ。この2人の実力がこれほどとは知らなかった。原君は私に怪我をさせないよう気遣って乱取りの相手を求めないので、彼の強さは体感していない。練習相手をしていたとしても、あのスタイルでは実力を推しはかることは出来なかったと思う。石田君とは乱取りをすることもある。取られないこともあれば、力尽きて3本取られたこともあった。通常は 1,2本取られて終わる。言い換えると、私でも引き分けることが不可能とは言えない。それだけにあの強さは衝撃的だった。今まで手加減してくれていたのだろうか。
あの環境でここまで強くなれたのは驚きとしか言いようがない。日本人に限ってい言えば3学年に渡って 宮城-白川-石田 と1人ずつしかいなかった。その下(現2年)は5人いるが、経験者は原君の1人だけ。練習相手が極めて限られていた。宮城君引退後は白川-石田2人だけの乱取りが延々と続いていた。本当に道場に2人だけだったりする。白川君にとって年下に劣勢に立たされ続けるのは相当しんどかったらしい。石田君を成長させたのは白川君と言える。実は石田君も入学時は私の方が強かった。ところが夏休みには取られるようになり、追いつかれたと実感した。この後は、成長する若者と衰えを防ぐ老人では大差がつくのはあっという間であった。
