今年に入って2ヶ月経過したけど3日しか練習していない。そうは言っても、同年代でもっと練習している人は極僅かだとは思う。還暦世代での練習記録は怪我のリスクを認識するための意味はあるかもしれない。
年始の練習開始した週に2日練習した。体力的にはかなり回復した実感があり、師範からもそう見えるとのことで、客観的に状態は良くなっていたようだ。ところが翌週から咳が止まらなくなり1ヶ月道場には行けなかった。喘息っぽい症状は偶に発症して、未然に防ぐのは難しい。1月ぶりに練習に行くのは体力的に不安はあった。病み上がりであっても現役は遠慮なく挑んでくるので、なかなかきつい。常に気になるのはふくらはぎの痙攣(こむら返り)だ。これは若い時から悩まされてきた。今では練習量が少なくても生じやすくなっている。練習中にスポーツドリンクを摂取するようにしてみたが、あまり効果はなかった。練習前のストレッチを増やしてみたが、これも効果はなかった。そもそも、アップとしてのストレッチは最近では否定的なようだ。走って下腿部のアップをしてみた。これは効果があったようで、ふくらはぎの痙攣は激減した。
アップの最中は1月のブランクを全く感じないくらい快調だった。乱取りで体力が続くかはやってみないと分からない。寝技の打ち込みで三角を上から受けていた。要望により上で粘っていたとき、左脛に痛みを感じたがあまり気にしなかった。打ち込みが終わった後、左脛が固まって足首が全く伸びなくなった。揉んでも全く動くようにならない。15分ほどほぐしてようやく動き始めた。ただの痙攣だった。脛が痙攣したのは初めての経験だった。寝技がこれだけ脛に負荷をかけているとは知らなかった。医師(OB)は電解質不足という。まだ乱取りも始まっていないのに電解質不足になってしまうのか。とりあえず次回からは水でなくスポーツドリンクを持参しよう。可能な範囲で乱取りの相手を勤めた。下からはフックが負担になり脛が痙攣しがちだった。その影響か、ふくらはぎも痙攣しそうな感じがした。そこで相手に引き込んでもらうことにした。片足担ぎで攻めきれず、両足担ぎに切り替え後ろ帯をもって引き上げた。その瞬間、左大腿二頭筋がブチっと切れたのを感じた。膝の付け根辺りである。痙攣していたのは下腿部だけだったはずだが、大腿部にも負担が及んでいたのだろうか。復帰1日目にして離脱を余儀なくされた。何が起こったのか分からなかったが、歩くことはなんとかできた。どうやら肉離れだったらしい。後ろ側なのでしばらく気付かなかったが、数日後に患部が広く真っ黒になっているのを見つけた。こんなに内出血していたんだと理解した。いずれは回復する怪我で良かったが、どれくらい時間がかかるだろうか。
さて今回のことを反省して怪我の予防に結び付けなければならない。原因だったかどうかは不明だが、電解質不足対策として水からスポーツドリンクへの切り替えることにする。スポーツドリンクでは不十分かもしれないが、水よりは良いだろう。次に脛の痙攣対策である。まさかこんな事態になるとは想像できなかった。予防のためにどんなアップをしたらよいだろうか。脛の筋肉を使うには足首を動かすくらいしか思いつかない。最後に肉離れの予防である。大腿部に限らず、他の部位でも起こることだろう。もはや力に力で対抗するようなことはしないが、今回は勝手に力を入れて自滅している。力を使うこと自体を自粛せねばならないか。